昨日、沼田に仕事で帰りに、沼田市重要文化財 南郷の曲屋「旧鈴木宅」に寄りました。
しゃくなげの湯の合い向かいにあり、素晴らしい歴史的建築物でした。
また、足湯もあり心も体の温まりました。
沼田市南郷の曲屋(旧鈴木家住宅)|沼田市公式ホームページ より
鈴木家の先祖は、当地に熊野神社を建設するために神官として来村、定着し、代々名主を務め、政治家などを輩出してきました。当家は検地などで訪れる役人の逗留施設でもあり、主屋の上段の間には、付け書院、帳台構えを設け、武家の好んだ正式な書院造りがなされています。
主屋は、東北地方の民家でよく見られる曲屋(まがりや)形式で、突起部分は「うまや」となり、神経質な馬の健康状態を常に把握できるようにしていました。県内では珍しいかやぶき屋根の曲屋形式の民家です。
建物の正確な建造年代は不明ですが、敷地内の稲荷社の側壁に「天明5年10月大吉日」とあることや建築手法などから検討した結果、天明5(1785)年)に竣工したと推測されます。
平成16年3月8日には、市の重要文化財として指定されました。